フィリピンの国と経済基礎知識
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基本情報
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日本とフィリピンは戦後アメリカの統治を受けた民主主義国家である、島が多くて海岸線が長い、などの共通点も多く大家族で生活し情に厚いなど過去の日本を思わせる一面もあります。一方で生活環境や経済状況などははっきりと異なっています。それではフィリピンの基本情報と経済環境を見ていきましょう。
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国・地域名 フィリピン共和国 Republic of the Philippines
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面積 300,000平方キロメートル
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人口 9,586万人(2011年、出所:IMF)
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首都 マニラ首都圏(NCR) 人口1,186万人(2010年センサス)
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言語 フィリピノ語、英語、セブアノ語など
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宗教 カトリック教(82.9%)、イスラム教(5.1%)など
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公用語 フィリピノ語、英語
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フィリピンの経済環境
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米大手投資銀行ゴールドマン・サックスは2007年の経済予測レポートの中で、BRICsに次ぐ急成長が期待される国として、韓国、フィリピン、インドネシア、ベトナム、パキスタン、バングラデシュ、トルコ、イラン、エジプト、ナイジェリア、メキシコの11ヶ国をNext11として挙げています。中でも、フィリピンは他のアジア諸国に比べて、人件費の上昇率が低く、それだけ成長の余地が大きいとして注目を集めています。近年の経済成長率はリーマンショックの影響があった2009年を除いて堅調です。また、英語が公用語になっているため、米国、カナダ等英語圏の企業が多く、今後も大規模な資本の流入が見込まれています。特にコールセンターは長年世界シェア1位だったインドを2010年に抜きフィリピンが1位となりました。
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